
私たちが「平和」を考えるとき、大きく分けて2つの視点があると言われています。
1. 2つの平和の形
平和学の父と呼ばれるヨハン・ガルトゥングは、平和を以下の2種類に分類しました。
- 消極的平和 (Negative Peace) 単に「戦争や武力紛争がない状態」を指します。表面上は静かですが、背景に抑圧や格差が隠れている場合も含まれます。
- 積極的平和 (Positive Peace) 貧困、差別、抑圧といった「構造的な暴力」もなく、誰もが自分らしく、尊厳を持って生きられる状態を指します。
2. 平和を構成する要素
平和は単なる「状態」ではなく、いくつもの要素が複雑に絡み合って成り立つバランスのようなものです。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 安全保障 | 暴力や紛争の脅威から守られていること。 |
| 経済的安定 | 飢えや貧困がなく、生活の基盤が整っていること。 |
| 人権と自由 | 言論の自由や教育の機会が保障されていること。 |
| 対話と共生 | 異なる価値観を持つ人々が、歩み寄り、認め合えること。 |
