『マンガワン』第三者委員会の調査報告書や再発防止策が公表

「マンガワン」は、小学館が運営する累計3000万ダウンロードを超える大人気コミックアプリ

2026年現在、「性加害で有罪判決・略式命令を受けた作家を、別ペンネーム(名義)で再起用していた問題」について

第三者委員会の調査報告書や再発防止策が公表され、大きな注目を集めています。

アプリの基本情報と、今話題になっている問題の概要について詳しく解説します。

マンガワンとは?

  • 毎日更新される連載作品:オリジナル作品から『週刊少年サンデー』の名作まで、毎日100作品以上が配信。
  • ライフ(基本無料)システム:毎日午前9時と午後9時に回復する「ライフ」を使い、無料でマンガを読み進められます。
  • 主な代表作:『ケンガンアシュラ』『モブサイコ100』『プロミス・シンデレラ』など。アニメ化も多数。

「マンガワン問題」の概要

2026年3月に発覚し、8月に第三者委員会の調査報告書が公開された事件。

  • 別名義での再起用:児童ポルノ禁止法違反などで逮捕・罰金刑を受けた漫画家(『堕天作戦』の作者など)の連載を一度終了させながら、わずか数ヶ月後に別のペンネームに変えさせて新連載の原作者として起用
  • 編集者の不適切な関与:当時の担当編集者が、被害女性との示談交渉(LINEグループ)に参加し、被害について口外しないよう提案するなど、人権侵害を助長する対応をしていたことが発覚。
  • 組織的な隠蔽の指摘:公には「体調不良による休載」と発表したまま水面下で別名義の起用を進めており、第三者委員会から「人権侵害へ加担したと評価されてもやむを得ない」と厳しく批判されました。
  • 小学館の現在の対応と再発防止策

小学館はこの事態を重く受け止め、2026年8月4日に以下の対策を発表しました。

  • 役員報酬の返納:経営責任を明確にするため、社長を含む役員25名が報酬の一部を自主返納しました。
  • 「人権委員会」の新設:外部の専門家を入れた委員会を新たに設置し、クリエイターを起用する際の人権侵害リスクを事前にチェックする体制を作ります。
  • 契約書への条項追加:今後結ぶ契約には「人権尊重に関する条項」を明記します。
  • 担当編集者の謝罪:関わっていた編集者(成田卓哉氏)もSNS上で「正しく理解しないままかかわってしまった」と謝罪文を公表しています。