テスラが公開した「空飛ぶ車」のプロトタイプおよび公開デモンストレーション(実走・飛行実演)の概要です。
公開された新型ロードスターの浮上実演. 出典: The Times of Israel
デモ走行・実演の内容
2026年10月、テキサス州にあるSpaceXの施設で開催された発表イベントにて、新型「ロードスター(Roadster)」の飛行対応プロトタイプが実演されました。
新製品ニュース
- 飛行の仕組み: eVTOL(電動垂直離着陸機)のようなプロペラ式ではなく、SpaceXのロケット技術であるコールドガススラスター(高圧空気噴射ノズル)を車両周囲に配置し、短時間の推進力と姿勢制御を行っています。
- 実演された動作: 巨大な曲面バンクを駆け上がった後に宙へ浮上し、空中で姿勢を変えながら着地するパフォーマンスや、並べられた車両の上を跳び越えるデモが行われました。
- 地上走行の吸着機構: 車体底部に強力なファン・吸引システム(グラウンドシーリング)を搭載しており、下向きのダウンフォースを発生させて路面に張り付く機構も備えています。
市販・試乗に関する現状
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 飛行の持続時間 | 圧縮空気の容量上、空中に浮いていられるのは数秒〜数十秒程度(航空機のように長距離を巡航する移動手段ではない) |
| 公道走行の可否 | 飛行対応の「Rocket」パッケージは公道走行不可(Not approved for public road use) |
| 一般の試乗・販売 | 飛行対応モデルは一般向けの試乗受付はなく、**招待制(Invite Only)**での限定提供 |
イーロン・マスク氏自身も「安全性を最優先した車ではないが、楽しさは10点満点中11点だ」と述べており、日常的な交通インフラとしての「空飛ぶ車」ではなく、ロケット推進を取り入れた極限のエクストリーム・ビークルという位置づけです。
