#15 芥川賞作家宮本輝

芥川賞作家の宮本輝さんのは話を生で聞く機会がありました。宮本輝さんといえば日本を代表する純文学作家の一人です。私が学生の頃に先輩からこの本面白いよと手渡されたのは『春の夢』(最近また読み直してます)でした。四畳半のアパートに住む青年が薄暗い部屋で手探りで柱に釘を打ち込んだ時にトカゲごと釘づけにしてしまいます。哲学的な話です。ドラマや漫画化(土田世紀)もされています。宮本輝さんは『流転の海』第9部を37年間かけて最近書き終われ、燃え尽き症候群になったそうです。その後、事故で死にかけたことをきっかけに(無事でしたが)また一から出直して作品を書こうと思い立ったそうです。『たかが37年間かけて書いた作品が何だ!思い違いもいい加減にしろ!』と自分に鼓舞して現在、新作に取り組んでおられます。初心忘れるべからずです。そう思えることが凄いですね。隣に座っていた方が気さくな方で(歴史研究家)『私が作家でデビューしたのは56歳の時。君はまだ若いでしょ、諦めちゃいけないよと諦めたらそこで終わりだから』と激励してくださいました。後でその方を調べてみたら、本をたくさん出されている有名な方でした。